学生の皆様コンバンワ。

これから社会にでて働こうと思っている皆さんにこんなこと聞くのもなんですが、年金って何歳から支給されると思いますか?

答えは「65歳」

年金っていうのは働かなくてももらえるお金ですから、いわば年金支給開始年齢というのはいわば公的に認められた引退年齢です。

ところで、この年金支給開始年齢、20年前までは「60歳」だったというのをご存知でしょうか?

そして近い将来この年金支給開始年齢が「67」になるという案があるのはどうでしょうか?

要は、近い将来に20年前とくらべて


一生の内で働く期間が7年も伸びる、


可能性があるのです。(ちなみに企業側の「定年」年齢は通常「60歳」なのですが、「65歳」という企業も増えており、また60歳定年の企業でも希望退職延長制度などで65歳まで働かざるを得ない方も増えています。)

この企業側による定年年齢の引き伸ばし、僕はもしこのような定年年齢の引き伸ばしが行われるのであれば、


新卒の就業年齢も22から25にする、


ぐらいの政策は企業側にあっていいと思います。大学をでてから就職までの予備期間である3年ぐらいは、学生には社会勉強、もしくは専門的勉強をしてもらい、その間のコストはある程度、企業も含めた社会が負担すべきだと思うのです。

「そんなコトは社会も企業もなかなか許してくれないよ~」

確かにその通りだと思います。でも


大卒の就業3年以内の離職率が30パーセント、
(実は5年以内も急増しています。)


という事実をご存知ですか?

「いい就職活動ができなかったから仕事をやめた、」
という見方をされてしまう彼らですが、実は結構な割合で、

「3年間働くことで、社会人としての基本的スキルをみにつけ、また社会で働くことの意味や自分がやりたいことが明確になったので、あらためてきちんとした就職活動をしたい。」

という意識の高い方も多くなってきています。そういった方はこれまた非常に高い割合で希望の企業に転職していきます。今後少子化が進むので、多くの企業は教育・採用コストが高くなっていく新卒の採用だけではなく、スカウト会社などをつかった中途の採用に関して積極的になりつつあります。

企業や社会の意識変化を待たずして、働く側の方が新卒就職年齢を実質的な意味では後ろにずらしつつあります。このような現象が不可避のものであると社会的に認識され、大学をでてからの2~3年のインターンシップ期間というのが公的制度として認められるのも、そう遠い未来の話ではないと僕は思っています。(例えばイギリスではすでにそのような制度があります。)

今、新卒として就職活動をしている皆さんの中にも、「自分の行きたいキャリアパスを描くには、色々な意味で自分は力不足だ。」と自覚している方もいらっしゃるかもしれません。

企業側の人間としてこんなこというのも変ですが、今の時代、きちんと職業人としての能力や自覚を身につけた人間であるならば3年後、5年後の転職によるステップアップは十分可能な時代です。

「第一希望が無理ならどこでもいいから入っておけばいいや」というのではなく、転職という可能性も見据えながら、「業種や規模に惑わされずに、自分を成長させてくれる企業はどこか」という視点を忘れずに就職活動をしてください。